感銘を受けた本は何度も繰り返して読むべきだと思います。
初回は物語を楽しみ、二度目以降は細部の表現を味わいます。

最近、朝夕の通勤時間を利用して、
司馬遼太郎『竜馬がゆく』を再読しました。

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)

この本は、学生時代に感銘を受けた本のうちのひとつですが、
改めて社会人になってから読み直しても、
いろいろと考えさせられるところがあります。

今回は、物語のあらすじは分かっていたので、
細部の登場人物の描写に注目して読んでみました。

『竜馬がゆく』は、それぞれ登場人物が
お互いの思想や性格を読みあい、協力関係や敵対関係を築いていく姿が描かれています。

そして、この作品、
著者による登場人物の性格や思想の分析が、
キッパリ、サッパリとしていて、
読んでいて非常に心地よいです。

社会人になると、いろいろな人と関係をもって、
さまざまな意見や考え方に接することになって、
自分で自分なりに相手の性格を分析していかなければなりません。
それは、たとえば会社であれば、
「この人はこんな性格だから、こんな判断をするだろう」というように。

こんな風に読み直してみると、
学生時代とはまた違った楽しみ方ができます。

これからも折に触れて
過去に読んだ本を読み直していきたいと思います。